屋上緑化の注意点

積載加重について

180kgf/㎡といわれている積載加重ではなく、地震荷重で計算しなくてはなりません。

地震荷重は60kgf/㎡です。
さらに、屋上に地震荷重60kg/㎡ギリギリまで載せてしまうと、せっかく作った屋上庭園に人が入れなくなってしまいます。

建物の強度というものは、もちろん余裕を持って作られているはずですが、その辺のことも緑化をする以上、第一に考えるべきです。

緑化防水と防根について

樹木の根には信じられないくらいすごい力があります。

ただ普通の防水をして軽量土壌を入れて、緑化をすると後で必ずひどい目にあいます。
それは、樹木の根が防水層を突き破り、躯体に根を張ることがあるからです。

それを十分知った上で、緑化防水をして、防根シートを張るなどの防根対策を完璧にしておく必要があります。

風加重について

風加重は建物の高さや構造に密接に関係しています。
樹木の転倒防止、緑化基盤、土壌、仕上材の飛散防止を必ず行いましょう。

風には押す力(正圧)、持ち上げる力(負圧)があります。

負圧が大きく働くのは、屋上は真ん中ではなく、端部です。
見た目は、真ん中のほうが危ないように見えますが、実は端の部分です。
高層ビルになると、特に風加重に気をつけて設計する必要があります。

排水について

雨漏り調査で屋上に上がると、排水口に土がつまり、木が生えているのを見かけることがあります。

屋上緑化をした場合、排水口の掃除を行わないと、土が溜まり、プール状態になったり、鳥が運んだ種が育って、立派な木が生えてしまうことがあります。
この部分は、掃除をするように心がけたほうが良い場所です。

市販の屋上緑化に関する本を参考にして、自分で緑化の実施を考えている方は、さらにインターネットで調べたり、よく研究してから実行することをお勧めします。

屋上緑化に仕事として関わりたいと考えておられる方へ

屋上緑化というのは、屋上緑化の知識だけではなく、防水工事造園工事についての知識も必要になります。

その為、確かに学ぶことはたくさんありますが、地球環境保護の活動としても、今後もなくてはならない専門分野です。

是非、真剣に取り組んでいただきたいと思います。

当工事店にできることは、環境対応型の材料を使用することのほかに、防水・塗装・足場の金額を抑えて、屋上緑化を実施しやすくすることです。

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