用語解説
環境・エコに関する用語
アイドリング・ストップ
信号待ち、などの駐停車時に、自動車のエンジンを停止させること。温暖化防止、大気汚染防止に効果があります。
オゾン層
オゾン濃度が比較的高い成層圏のことをいう。成層圏のオゾンは太陽光に含まれる有害な紫外線の大部分を吸収して、地球上の生態系を保護しています。
オゾンホール
大気中に放出されるフロンなどのオゾン層破壊物質によりオゾン濃度が低下した部分のこと。
温室効果
地球をとりまく大気が太陽から受ける熱を保持し、一定の温度を保つ仕組みのこと。
二酸化炭素などの大気中の気体(温室効果ガス)が温室効果をもたらす。
温室効果ガス
温室効果をもたらす大気中に拡散された気体のこと。
とりわけ産業革命以降、代表的な温室効果ガスである二酸化炭素やメタンのほかフロンガスなど人為的な活動により大気中の濃度が増加の傾向にあります。
京都議定書では、温暖化防止のため、温室効果ガス6種が削減対象の温室効果ガスと定められました。
温室効果ガス6種
二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、ハイドロフルオロカーボン類、バーフルオロカーボン類、フッ化硫黄
環境負荷
産業活動や各種製品の使用などが環境にもたらす影響のこと。
地球サミット
環境と開発に関する国際連合会議(UNCED:United Nations Conference on Environment and Development)のこと。
ヒートアイランド現象
都市部には人口が集中しており、排熱源が多く、コンクリートやアスファルトを使った建物や道路が増える一方、緑が減ることなどによって、都市部の気温は周辺部より高くなっています。
周りの地域よりも、ある場所の気温が高くなり、温度分布図の中で、まるで熱の島のように浮かび上がることから、ヒートアイランド現象と呼ばれています。
シックハウス症候群
居住空間における建材・家具等から発生する化学物質による健康被害です。
症状としては、個人差はあるものの軽症では「くしゃみ」「鼻炎」、重症になると「頭痛」「ぜんそく」を引き起こすなど、ほとんどが粘膜や呼吸器に異常を訴えたものです。
原因は、一般的には室内で増殖したカビ、ダニの死骸等の生物因子およびチリ、ホコリのほかに、VOC「揮発性有機化合物」の発散です。
VOC「揮発性有機化合物」
ホルムアルデヒド」「トルエン」「キシレン」など。
クール ビズ (COOL BIZ)
夏のオフィスの冷房温度を28度としても涼しく快適に格好良く働けるビジネススタイルの一般的な愛称です。
ネクタイを外して、ジャケットを脱ぐと体感温度が2度下がる、という研究結果があります。
それに基づき、夏のビジネススタイルとして“クール ビズ”(ノーネクタイ、ノー上着)が推奨されています。
屋上緑化に関する用語
屋上緑化
一般的に言われている屋上緑化は、屋上緑化と屋根緑化があります。
屋根緑化
一般的に人が利用をしないということを前提に、陸屋根や勾配屋根を緑化することです。
ビオトープ
鳥や昆虫・・・、野生動植物と人との共存維持を目的とした空間のことです。
雨水利用
雨水を集水、貯水して、トイレの洗浄水や植栽の水遣りに利用することです。
人工地盤
土の上ではなく、屋上などのコンクリ等で構成された地盤をいいます。
荷重
建物を構造計算するために用いる重さをいいます。
固定荷重
建物の構造計算を行うために使用する躯体の重さです。
積載荷重
建物への積載可能な重さです。
湿潤荷重
雨水等の水分を含んだ荷重です。
防水層
建物内に雨水の浸入を防ぐためのものです。
ルーフドレン
雨水を排出するための穴、排水口です。
耐根シート
樹木の根が防水層を突き破ることを防ぐ目的に使用されているシートです。
排水性
余剰となった雨水を速やかに排出する性能のことです。
保水性
植物の生育に必要な水分を保つ性能のことです。
灌水
水遣りのことです。
見切材
緑化部分の外周に使用する材料のことです。
環境圧
乾燥、強風、日陰などの植物の生育に影響を与える環境要因です。
植栽基盤
植物を植えるための土壌や排水層、保水層、などをいいます。
自然土壌
黒土畑土や自然のままの土壌のことです。
改良土壌
黒土畑土などの自然土壌にパーライトなどを混ぜ合わせた土壌です。
防水に関する用語
アスファルト防水
アスファルトとアスファルトルーフィングを交互に重ねて防水層にしたもの。
一般的に「熱工法」を指す。
1. 熱工法
熱で溶かしたアスファルトとアスファルトルーフィングを2〜4層積層して防水層を形成する工法。
2. トーチ工法
改質アスファルトルーフィングの表面のアスファルトをトーチバーナーを使用し、溶かして貼り付ける工法。
単層または2層積層して防水層を形成する工法。
3. 冷工法
ルーフィングに付いている紙をはがしながら貼り付ける工法。
単層または2層積層して防水層を形成する工法。
シート防水(ゴムシート・塩ビシート)
1. 接着工法
プライマー、接着剤を用いてシートを下地に接着させる工法。
2. 機械的固定工法
固定金具を用い、部分的に下地に固定する工法。
既存の防水材を撤去することなく、既存防水層の上に施工できるため、地球にやさしい工法。
ウレタン塗膜防水
1. 通気緩衝工法(脱気工法)
平場に通気緩衝シートをボンドで貼り付け、脱気筒を設置し、下地からの水分の影響から来るフクレを防ぐ工法。下地挙動による防水層の破断を防止にも効果的で安心できる工法です。
2. 密着工法
ウレタン防水材と下地を密着させる工法。
下地にクラック(ひび割れ)があり、その下に水分がある場合は適していません。
その場合は、通気緩衝工法が適しています。
防水施工上の注意点:
*防水業者の見積もりの中には、受注するために通気緩衝工法よりも金額の安い密着工法を提案する業者もあります。
しかし、下地に水分がある場合は、屋上に限らず、ベランダでも密着工法では良い結果にならないケースが多いので、通気緩衝工法が適しています。
FRP防水
ガラス繊維の補強布を不飽和ポリエステル樹脂系の塗膜防水材で積層し、防水層を作る工法。
注意点:
木造建築のベランダによく使用されているのが、FRP防水です。
中には防水材の中で一番良いもの、だから工事単価が高いんです。と勘違いしている業者(工務店、リフォーム業者)もいますので、気をつけてください。
今までの雨漏り調査で、FRP防水が割れていた現場は、線路際、または大型車がよく通る場所に建築されていました。毎日、電車や大型車が通過する場所では、硬いFRP防水は、割れてしまいます。
もしも、自宅のベランダのFRP防水が割れていたら、再びFRP防水で改修したら、いずれ割れてしまう、と思ってください。
このような動きのある場所に建築されている場合は、下地処理をした後、ウレタン防水が適しています。
伸縮目地(防水押さえ層の)
防水押さえ層に、熱膨張などの温度変化、水分変化、地震などによって発生する動きを緩和する目的で設けられた目地
下地処理
良好な接着状態を得るために下地表面を改良すること。
高圧洗浄
高圧洗浄機を用い、汚れを落とす洗浄すること。
シーリング材
動きのある目地に充填し、水密・気密性を確保するために使用する材料。
(ホームセンターにカートリッジのシーリング材があります。自分で雨漏りの修理をする場合は、これで試してください。)
トップコート
防水材を紫外線による劣化から保護する材料。防水材ではありません。
トップコートのみ塗り替えをする場合は、防水層まで劣化していないか、よく確認してください。
フッ素コート
耐候性に優れているため、メンテナンスの周期が渋滞のトップコートに比べて飛躍的に伸びるので、塗り替え費用を削減することができます。
脱気筒
通気緩衝工法(脱気工法)を用いる場合に使用し、湿気を逃がす煙突。
改修用ドレン
防水改修を行う場合、既存ドレンに取り付けるドレン。
鉛製の改修用ドレンが多く使用されている。
紫外線劣化
高分子系の材料は紫外線によって劣化を起こします。
そのため、防水保護層としてのトップコートの塗り替えは必要不可欠です。
プライマー
接着性を良くすることを目的とする。
接着性を悪くするため(下地にひび割れによる動きが発生した場合、防水層と下地の間で剥離させることを目的とする)
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